なぜ、今、日本でDXが議論されるのか 〜 注29

公開: 2021年4月28日

更新: 2021年6月7日

注29. ワシントン条約

世界の国々で実施されている大学教育の内容と、卒業生(学位取得者)に要求される知識の水準を世界的に統一するため、大学の教育内容と、大学生に提供されている講義内容、単位修得のための基準を、大学外部の専門家が審査し、その審査を通過した大学の学部・学科の卒業生だけを、世界共通の大学基準を満たした専門家として認めるべきだとする世界条約である。

具体的には、米国社会で確立されたアクレディテーション制度をモデルとして実施される。米国社会では、特に技術系の学部学科では、アクレディテーション認定を受けていなければ、卒業生は専門技術者として認められない。企業が人材を公募する時も、その職務記述書には、専門名と要求される教育(修得すべき単位の内容)が書かれており、それらの単位を取得した大学の学部・学科がアクレディテーション認定を受けていることが必要とされる。

参考となる読み物